「CompTIAの資格って聞いたことあるけど、実際に役に立つの?」
「せっかく時間とお金をかけて取っても意味なかったらイヤだな…」
こんな疑問や不安、あなたも感じていませんか?
Xや2chなどのSNSやネット掲示板で「CompTIA 意味ない」といった声を見かけて、不安になった方も多いはずです。
でも、それって資格の内容や自分のキャリアに合った選び方をしていない場合が多いんです。
この記事では、CompTIAの資格がどんな場面で活かせるのか、そして本当に「意味ない」のか、
IT業界の基礎になる「CORE」に分類されるものを資格ごとに丁寧に解説していきます。
迷っている方はぜひ最後まで読んで、判断材料にしてくださいね!
目次
CompTIAとは?ざっくり解説!
まずは「CompTIAってそもそも何?」という方のために、簡単に説明します。
CompTIA(コンプティア)とは、「Computing Technology Industry Association」の略で、アメリカ発の国際的なIT資格認定団体です。特定のメーカーに依存しない「ベンダーニュートラル」な資格を提供しているのが大きな特徴です。
つまり、CiscoやMicrosoftなどの特定製品に関する資格とは違い、ITの基礎知識や実務全般に通じる内容が学べます。
世界中で認知度が高く、アメリカでは特に政府機関でSecurity+などが必須資格として採用されています。
CompTIA は、テクノロジー分野でのキャリアスタートまたはキャリアップの成功に必要なツールを提供することで、学生、プロフェッショナル、転職希望者が自身のポテンシャルを最大限に引き出せるよう支援をしています。私たちは、学校機関、パートナー、非営利団体、職業訓練センター、およびその他の組織との共通のコミットメントを通じてこれを実現し、次世代のテクノロジー人材の育成と資格認定に注力しています。
出典:CompTIA, Inc.について
なぜ「CompTIA意味ない」と言われるのか?その理由を解説
ネット上には「CompTIAは意味ない」「就職で役立たなかった」などの声もあります。
でも、なぜそんなことが言われるのでしょうか?実際には、以下のような理由が背景にあります。
- 日本での知名度がやや低め
日本では外資系IT企業やグローバル企業を中心に認知されていますが、国内中小企業ではまだ浸透していないのが実情です。そのため「聞いたことないから価値がない」と思われてしまうことも。 - 実務経験がないと資格だけでは弱く見える
CompTIAは入門〜中級向けの資格が多く、IT未経験者やジュニアレベルの技術者に最適ですが、実務経験豊富な上級者には物足りなく感じられることもあります。 - 資格取得だけで満足してしまう人が多い
資格を取って満足してしまい、スキルアップや転職活動に活かさなければ当然「意味なかった」と感じてしまいます。
資格別に解説!CompTIAってこんな場面で価値アリ!
CompTIAにはいくつかの種類があります。それぞれに目的と役立つ場面が違うので、順番にご紹介します。

最も基本であるCORE資格について紹介します!
1. CompTIA IT Fundamentals(ITF+)
こんな人におすすめ
- IT未経験・初心者
- これからIT業界に入ってみたい人
- 学生や主婦の再就職準備にも
役立つ場面
- 日本のITパスポートよりも実務寄りで、ハードウェアやソフトウェアの基礎に加え、国際的な視点でのIT知識が身につく
- 職業訓練やIT企業の新人研修で活用されることも
ポイント:まさに「ITの入口」的資格。初心者がITに慣れるのにピッタリです。
2. CompTIA A+
こんな人におすすめ
- パソコン・デバイスの仕組みに強くなりたい人
- ヘルプデスク、カスタマーサポート職志望者
- 手に職をつけたい未経験者
役立つ場面
- 外資系IT企業や大手企業のサポート業務
- PCのトラブル対応スキルを身につけられる
ポイント:外資系企業やヘルプデスク業務で評価される傾向があります。
3. CompTIA Network+
こんな人におすすめ
- ネットワークエンジニアを目指す方
- CCNAに進む前に基礎を固めたい人
役立つ場面
- 社内LANやルーターの設定などインフラ業務
- ネットワークの仕組みを理解して現場で活かせる
ポイント:ネットワークの広範囲な知識をカバー。実務とリンクしやすく、転職活動でもアピール材料になります。
4. CompTIA Security+
こんな人におすすめ
- 情報セキュリティに関心のある人
- SOCやセキュリティ業務を目指す人
役立つ場面
- セキュリティ監視、脆弱性診断、ポリシー策定など
- 日本でもサイバーセキュリティ人材不足が叫ばれる中、需要が高まっています
ポイント:情報セキュリティ分野の「入口」かつグローバルで需要大です。
CompTIA資格の取得方法・勉強法
勉強方法
- 公式書籍(日本語版あり)
- オンライン講座(Udemy、YouTubeなど)
- 問題集や模擬試験
日本語対応の教材も増えており、独学でも十分合格を目指せます。
試験について
- CBT形式(コンピュータ上で受験)
- ピアソンVUEの試験センター、または自宅からオンライン受験可能
- 各資格で60〜90分、問題数は約90問程度
まとめ:CompTIAは「意味がある」選び方と使い方次第で強力な武器に
ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりですよね。
- CompTIAは未経験者〜中堅技術者までに対応した国際資格
- 資格によって用途や評価される場面が違う
- 正しく活かせば転職・キャリアアップにしっかり役立つ
「CompTIA 意味ない」という声に惑わされず、あなた自身のキャリアや目標に合わせて選んでみてください。