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会食恐怖症の体験談:症状と向き合う方法について

2024年5月23日

こんにちは!突然ですが、皆さんは「食べること」は好きですか?

私は食べることが大好きなのですが、社会人1年目に「会食恐怖症」という不安障害になりました。
この心の病気になったことで、外食が難しくなりましたが、工夫次第では楽しむことも出来るようになりました。

この記事で私が体験した(現在も治療中)症状や対処法をお伝えすることで、
この症状で悩む方や「会食恐怖症」への理解を広げる手助けになれたら嬉しいです。

会食恐怖症とは?

会食恐怖症の特徴

会食恐怖症とは、食事の場面において強い不安を感じる状態を指します。特に他人と一緒に食事をする場面で症状が出ることが多いです。
また、「会食恐怖症」のほかにも「外食恐怖症」というレストランやカフェなどで食事をするときに不安を感じる不安障害もあります。

私の場合は、1人で外食していても周りの目が気になってしまい、症状が出ることが多いです。
自宅で妻と食事をしていても症状が出ることがあるので、「他人との食事」「外食」どちらも不安を強く感じています。

会食恐怖症の症状

症状は人それぞれですが、一般的には下記のような症状があります。

  • 食事中に強い緊張感、ドキドキ感や不安を感じる
  • 喉が詰まる感じや吐き気がある
  • 食べ物が喉を通らなくなる

私の場合は喉が通らないか、最後の一口を食べた瞬間から吐き気が強く出てくるなどの症状が強いです。

会食恐怖症を経験した私の体験談

症状が出るようになったきっかけ

私が初めて会食恐怖症を感じたのは、新卒入社後の歓迎会でした。残しちゃいけないと意識したあとに、
急に食べ物がまったく喉を通らなくなりました。

もともと小食ということや、幼少期にやっていたスポーツでいっぱい食べることを強制されていたため、
「食べないといけない」という環境に潜在的に苦手意識があったのかなと思います。

これ以降は現在まで会食恐怖症に悩まされています。

会食恐怖症の診断

1年ほど様子を見ていましたが、苦手意識が更に強くなったため、精神科を受診しました。
私が受診した場所では下記流れで診察を行いました。
※予約がいっぱいでとるのが大変でした…

  1. 生活習慣や症状を問診表にてヒアリング
  2. カウンセラーによる心理テストやカウンセリング
  3. 医師による診察

会食恐怖症の治療法

人によって合う治療法は異なりますが、会食恐怖症の治療法として下記があります。

  • 薬物療法:不安を和らげる薬を使用
  • 認知行動療法:症状に対する考え方を変える
  • カウンセリング:専門家と話し合いながら対処法を探す

私の場合は、はじめに薬物療法として不安を和らげる抗うつ薬を服薬しましたが、
身体に合わず、強い倦怠感が出てしまったため、認知行動療法メインで行いました。

認知行動療法で行ったこととしては、
親しい友人や家族に病気を打ち明けて理解してもらったうえで、一緒に食事をして慣れていくようにしました。

事前に理解してもらってからは食事を楽しめるようになったので、勇気がいることだとは思いますが、ぜひチャレンジしてみてください。

まとめと私からのメッセージ

現在も症状と闘っていますが、症状の出始めと比べるとかなり楽になりました。

私は会食恐怖症と向き合う上で、家族や友人のサポートが大きな支えになりました。
つらいときは抱え込まず相談してみるとだいぶ気が楽になると思います。

また、病院で「会食恐怖症」と診断してもらったことで、会社の飲み会などで事前に断る理由にもしやすく、
強い不安に晒される機会を避けることが出来るようになり、相当気が楽になりました。

この記事を読んでくださった会食恐怖症の方のためになれたら嬉しく思います。
また、初めて聞いた方も身の回りでこういった悩みをお持ちの方がいましたら、ぜひ支えになっていただければと思います。

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