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Grokで画像生成をする方法|無料版と有料版の違いを解説

2025年3月16日

近年、AIによる画像生成が注目を集めていますが、Elon Musk氏率いるxAIが開発した「Grok」もその一つです。

GrokはX(旧Twitter)と統合されたAIチャットボットで、テキスト入力だけで高品質な画像を生成できます。

Grokの画像生成ってどうやるの?」「無料版と有料版で何が違うの?」と気になる方に向けて、本記事では初心者でもわかるように手順や違いを解説します。

本記事は2025年3月時点の情報に基づいており、機能や価格は変動する可能性があるため、最新情報はxAI公式サイトやXで確認してください。

Grokとは?

Grokは、xAIが開発したAIチャットボットで、X(旧Twitter)と統合された対話型AIです。

ChatGPTのようにテキストで会話ができるだけでなく、画像生成コード作成情報検索など多機能なAIとして利用できます。

2025年2月には一時的に無料提供が開始されましたが、現在は無料版と有料版(X Premium+)の両方が提供されています。

Grokは、質問への回答、問題の解決、ブレインストーミングの実施といったタスクの完了を支援するAIアシスタントです。Xユーザーが利用できるGrokには、xAIの最先端の大規模言語モデル(LLM)が搭載されています。『銀河ヒッチハイク・ガイド』や、『アイアンマン』のジャーヴィスから着想を得たGrokは、ほぼすべての質問に、ウィットやユーモアを交えながら、有益で洞察に富んだ応答を提示するように設計されています。Grokは型破りな性格と、人類の部外者としての視点を持つ、ユニークで楽しいAIコンパニオンです。Grokは、次トークン予測モデルの重み(指定されたテキスト シーケンスに続く可能性が最も高い単語または記号を予測するモデル)を活用して、特定のタスクを実行する方法を把握します。

出典:X Grokについて

現在、Grokは以下の環境で利用可能です。

  • Xのアプリ・ウェブ版(Xのメニューからアクセス可能)
  • Grokの専用アプリ(iOS版およびAndroid版がリリース済み)

無料版でも基本的な機能が使えますが、より高度な機能を利用したい場合は有料版(X Premium+)追加プラン(SuperGrok)の選択肢もあります。

Grokでの画像生成のやり方

Grokを使って画像を生成する手順はとてもシンプルです。以下に具体的なステップを解説します。

① Grokにアクセスする

Grokを使うには、以下のいずれかの方法でアクセスします。

  • Xのアプリやウェブ版のメニューから「Grok」を選択
  • Grok専用アプリ(iOS版またはAndroid版)をダウンロードして利用

② 画像のプロンプト(指示)を入力する

Grokのチャット画面で、生成したい画像の説明を入力します。例えば、

  • 「桜の木の下でくつろぐ猫のイラストを描いて」
  • 「サイバーパンク風の未来都市の風景を作成して」

Grokは最新の画像生成モデルを活用しており、具体的で詳細な指示を出すのがポイントです。

英語の方がAIの理解精度が高く、結果が意図に近づきやすい傾向があります。

例えば、「Create an image of a cat relaxing under a cherry blossom tree」のように英語で入力するのがおすすめです。

③ 画像を生成・保存する

プロンプトを送信すると、Grokが数秒から十数秒で画像を生成します。

完成した画像はダウンロードして保存したり、X上で直接共有が可能です。

無料版と有料版の違い

Grokには無料版有料版(X Premium+)があり、さらに追加プランとしてSuperGrokも提供されています。

それぞれの違いについては下記をご参照ください。

無料版有料版(X Premium+)SuperGrok(追加プラン)
利用料金0円月額約5,800円($40)月額約4,350円($30)
メッセージ回数2時間ごとに10回まで無制限無制限
画像生成の回数1日最大3回(制限あり)制限なし制限なし
モデルの性能標準(Grok 2など)最新モデル(Grok 3など)高性能モデル+追加機能

無料版のポイント

  • 誰でも無料で利用可能。
  • 2時間ごとに最大10回のメッセージ送信が可能。
  • 画像生成は1日最大3回に制限。

有料版(X Premium+)のポイント

  • 月額約5,800円($40、為替レート1ドル=145円換算)で利用可能。
  • メッセージ送信や画像生成が無制限になり、最新のGrok 3や高性能な画像生成モデルが使えます。

SuperGrokのポイント

  • 月額約4,350円($30)の追加プラン。
  • X Premium+に比べてコストを抑えつつ、無制限の画像生成や高度な機能(DeepSearchなど)が利用可能。

例えば、ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus)が月額約2,900円($20)であるのに対し、Grokの有料プランは少し高めの価格設定ですが、その分多機能性が魅力です。

Grokの画像生成を使う際の注意点

Grokの画像生成機能を使う際には、以下の点に注意しましょう。

① 著作権や倫理的な問題に注意

Grokが生成した画像の著作権については、xAIの利用規約で商用利用に関する明確な許可が示されていないため、商用目的での使用は慎重に判断する必要があります。

また、暴力や誹謗中傷など不適切な内容の生成は禁止されており、違反するとアカウント制限のリスクがあるため要注意です。

② 英語の方が精度が高い傾向

Grokは英語プロンプトの方が細かい指示を正確に反映しやすく、高品質な画像を生成しやすいです。例えば、

  • ❌ 「美しい夕焼けの風景」 → 日本語だと曖昧になりやすい
  • ✅ 「A vibrant sunset over the ocean with colorful clouds」 → 英語で詳細に指示可能

より良い結果を求めるなら、英語での入力をおすすめします。

まとめ|Grokの画像生成を活用しよう!

Grokを使えば、テキストから簡単に画像を生成できます。

無料版でも試せますが、有料版(X Premium+やSuperGrok)では制限なく利用でき、最新モデルの性能をフルに活用可能です。

Grokの画像生成のポイント

  • テキストで簡単に画像を作成できる
  • 無料版でも利用可能(ただし回数制限あり)
  • 有料版なら制限なく利用でき、最新モデルの性能を活用可能
  • 英語でプロンプトを入力すると精度が高くなる

AIでオリジナル画像を作りたい!」という方は、まずは無料版から試してみて、必要に応じて有料版を検討するのがおすすめです。

ぜひGrokを活用して、自分だけのオリジナル画像を楽しんでみてください!

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