Microsoft資格、多すぎて迷っていませんか?
「Microsoftの資格、聞いたことあるけど何から始めればいいの?」
「『Azure?365?』分野が多くて、どの資格が自分に合っているのか分からない…」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
Microsoftの資格は世界的にも評価が高く、キャリアアップやスキル証明に有利です。
でも、その一方で「何をどう選ぶべきか」がわかりづらいのも事実。
そこでこの記事では、下記について分かりやすくお伝えします。
- Microsoft資格の全体像(分野とレベル)
- 分野別のおすすめ学習ルート(ロードマップ)
- あなたに合った資格の選び方
初心者の方も、なんとなく気になっている方も、この記事を読めば、自分に合った資格がきっと見つかりますよ!
目次
Microsoft資格ってどういう仕組み?【まずは全体像を整理!】
Microsoftの資格は、大きく5つの分野に分かれています。
分野名 | 主な内容 | 例 |
---|---|---|
Azure | Microsoftのクラウドプラットフォーム。システム、アプリ、AIなどに対応。 | AZ-900, AZ-104, AZ-305 |
Microsoft 365 | WordやTeamsなど、ビジネスツールの運用管理。 | MS-900, MS-102 |
Power Platform | ローコード開発、業務の自動化、分析系の資格。 | PL-900, PL-300 |
Dynamics 365 | CRMやERPなどの業務アプリ系資格。 | MB-910, MB-920 |
Security, Compliance, and Identity | Microsoftのセキュリティ、ID管理、コンプライアンス対策。 | SC-900, SC-300 |
自分のキャリアに責任を持ち、不可欠な人材となることができます。 役割に必要な認定資格や特定のシナリオに基づく最新の応用スキルなど、業界で信頼され検証された Microsoft の資格に基づき能力を示すことで、現在の職場や次の職場で不可欠なスキルを身に付けることができます。
出典:Microsoft 資格情報
【レベル】初心者からプロフェッショナルまで対応!
すべての分野に共通して、資格は以下の3つのレベルに分かれています。
Fundamentals(ファンダメンタル)|入門編
- IT初心者・業界未経験者でもOK!
- 各分野の基本を広く学べる
- 例: AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals、MS-900: Microsoft 365 Fundamentals
Associate(アソシエイト)|実務レベル
- ITの基本がわかっている人向け
- 1〜2年の実務経験が目安
- 例: AZ-104: Microsoft Azure Administrator、PL-300: Microsoft Power BI Data Analyst
Expert(エキスパート)|上級編
- 高度な知識・経験が必要
- 大規模システムの設計や高度な運用スキルが求められる
- 例: AZ-305: Microsoft Azure Solutions Architect Expert
分野別!おすすめ資格ロードマップ
ここからは、分野別に「どの順番で資格を取ればいいのか」を図解感覚で解説します。
Azure(クラウド)系
<こんな人におすすめ>
- クラウド技術に興味がある
- インフラ系エンジニアや開発者を目指している
<資格の流れ>
- AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals
⇒ Azureの全体像を理解。クラウドって何?からスタート! - AZ-104: Microsoft Azure Administrator
⇒ Azureの仮想マシン、ストレージ、ネットワークを管理する実践スキルを学ぶ - AZ-305: Microsoft Azure Solutions Architect Expert
⇒ ビジネス要件に基づくAzureアーキテクチャを設計する上級スキルへ
Microsoft 365 系
<こんな人におすすめ>
- Office製品に関わる仕事が多い
- テレワーク環境の整備に興味がある
<資格の流れ>
- MS-900: Microsoft 365 Fundamentals
⇒ Microsoft 365のサービス全体を理解 - MS-102: Microsoft 365 Administrator
⇒ ユーザー管理、セキュリティ設定、Teams運用、ライセンス管理の実践スキル - MS-700: Managing Microsoft Teams(エキスパート)
⇒ Teamsを中心とした大規模環境の設計・運用スキルへ
Power Platform 系
<こんな人におすすめ>
- ノーコード/ローコード開発に興味がある
- 業務改善や業務自動化に関わっている
<資格の流れ>
- PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals
⇒ Power Apps、Power Automate、Power BIの基礎を広く学ぶ - PL-300: Microsoft Power BI Data Analyst
⇒ Power BIを使ってデータ分析やダッシュボード作成ができる - PL-100: Microsoft Power Platform App Maker
⇒ Power Appsで業務アプリを構築する開発者スキルへ - PL-600: Microsoft Power Platform Solution Architect
⇒ Power Platform全体のアーキテクチャを設計する上級スキルへ
Dynamics 365 系
<こんな人におすすめ>
- 顧客管理(CRM)や業務管理(ERP)に興味がある
- ビジネスアプリの導入・運用に関わりたい
<資格の流れ>
- MB-910: Microsoft Dynamics 365 Fundamentals (CRM)
⇒ CRMを中心としたDynamics 365の基礎を学ぶ - MB-920: Microsoft Dynamics 365 Fundamentals (ERP)
⇒ ERPを中心とした業務アプリの基礎を学ぶ - MB-300/MB-500(上級)
⇒ Dynamics 365の導入・カスタマイズスキルを習得
Security, Compliance, and Identity 系
<こんな人におすすめ>
- セキュリティ分野を強化したい
- 情報保護やリスク管理に興味がある
<資格の流れ>
- SC-900: Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals
⇒ Microsoftのセキュリティの考え方を学ぶ - SC-300: Microsoft Identity and Access Administrator
⇒ ID管理やアクセス制御の実践スキルを学ぶ - SC-400: Microsoft Information Protection Administrator
⇒ 情報保護やデータガバナンスの実践スキルを学ぶ - SC-200: Microsoft Security Operations Analyst(エキスパート)
⇒ セキュリティ運用や脅威対応の上級スキルへ
どの資格から始めるべき?迷ったら「これ」!
初心者の方や「どの分野にするか決めきれない…」という方は、まずは以下のファンダメンタル資格からスタートするのがおすすめです!
資格名 | おすすめ対象 |
---|---|
AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals | クラウド全般を学びたい人 |
MS-900: Microsoft 365 Fundamentals | Office製品や365を扱う人 |
PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals | 業務改善・アプリ作成に興味がある人 |
SC-900: Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals | セキュリティ系に進みたい人 |
▶ どれも初心者でも取り組みやすい選択式問題で、オンライン受験もOK!
資格取得で得られるメリットとは?
Microsoft資格を持っていると、こんなメリットがあります!
- 履歴書・職務経歴書に堂々と書ける
- 転職市場で「証明できるスキル」になる
- 実務でも即戦力として扱われやすい
- 学習過程で新しい技術に触れられる
まとめ
Microsoftの資格は「多すぎてよく分からない…」と思われがちですが、分野とレベルに分けて見ていくと、意外とシンプルです。
まずは「何に興味があるか」「どんなキャリアを目指すか」を考えて、最初の一歩を踏み出してみましょう!
例えばAZ-900を取るだけでも、クラウドの基礎が身につき、大きな自信になりますよ。