「情報セキュリティマネジメント試験(SG)って意味ないの?」と疑問に思っていませんか?
資格を取っても役に立たなかったり、転職や評価に結びつかないのではと不安になるのは当然です。
実際に、ネット上では「情報セキュリティマネジメントは意味ない」「価値が低い」という意見もあります。
しかし、それは本当なのでしょうか?
本記事では、情報セキュリティマネジメント試験の価値やメリットを詳しく解説し、「意味があるのか、ないのか」をはっきりさせます!
目次
情報セキュリティマネジメント試験とは?
まず、情報セキュリティマネジメント試験(SG)について簡単に説明します。
情報セキュリティマネジメント試験とは
- IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格
- ITパスポートの上位レベルに位置付けられる
- 情報セキュリティに関する基礎知識や管理能力を問う試験
この資格を取得すると、情報セキュリティの基礎知識があることを証明できます。
情報セキュリティマネジメント試験とは
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。
出典:情報処理推進機構 情報セキュリティマネジメント試験とは
「情報セキュリティマネジメントは意味ない」と言われる理由
では、なぜ「意味ない」と言われることがあるのでしょうか?
① 取得しても転職や昇進に直結しにくい
SGは基礎的な資格であり、これだけで転職やキャリアアップが大幅に有利になるわけではありません。
企業が求めるのは実務経験や高度なスキルのため、「SGだけでは物足りない」と見られることもあります。
② IT系エンジニアには物足りない
SGは、エンジニア向けというよりも非エンジニア向けの資格です。
すでにIT業界で働いている人にとっては、基礎的すぎると感じることもあるでしょう。
③ 実務で直接役立つ場面が少ない
SGは知識を問う試験であり、実務でどう活かすかは個人次第です。
資格取得=すぐに実務で活躍できる、とはなりにくいため「意味がない」と思われることもあります。
それでも情報セキュリティマネジメント試験には意味がある!
「じゃあ、やっぱり取る意味ない?」と思ったかもしれませんが、実はSGにはしっかりとしたメリットがあります!
① 情報セキュリティの知識が身につく
情報セキュリティの基礎をしっかり学べるため、セキュリティリスクの理解や対策ができるようになるのは大きな利点です。
特に、ITに関する業務をする人や、管理職の人には有益です。
② セキュリティ意識が高まり、企業で評価される
企業は情報セキュリティ対策を重視しており、SGを持っていることで「リスク管理ができる人材」として評価される可能性があります。
特に、セキュリティ関連のルール策定や管理業務に携わる人には有利です。
③ 未経験からIT・セキュリティ分野に関わる第一歩になる
「これからIT分野で働きたい」という人にとっては、SGを持っていることでITやセキュリティの基礎知識があることをアピールできます。
未経験からIT業界に転職したい場合や、企業のIT担当者になりたい場合には良いステップになります。
④ 企業によっては資格手当や昇進要件になる
一部の企業では、SGの取得が昇進要件になっていたり、資格手当がついたりするケースもあります。
自社の評価制度を確認し、メリットがあるなら取得を考える価値があります。
情報セキュリティマネジメント試験を取るべき人
では、どんな人にSG取得をおすすめできるのでしょうか?
- 情報セキュリティの基礎を学びたい人
- IT初心者や未経験からIT分野に関わりたい人
- 社内の情報セキュリティ管理を任されている人
- 管理職やリーダー職でセキュリティ意識を高めたい人
- 資格手当や昇進要件として活用できる人
一方で、すでにITエンジニアとして働いている人や、セキュリティ分野で専門的に活躍したい人は、
応用情報技術者試験やCISSPなどの上位資格を目指した方がよいかもしれません。