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Stable Diffusionでアングルを自在に操る方法!効果的なプロンプト一覧付き

Stable Diffusionで画像を生成するとき、「思ったようなアングルにならない!」と悩んだことはありませんか?

たとえば、「見上げる構図にしたいのに、正面ばかりになる」「斜めからの視点がうまく出せない」など、アングルの指定が難しいと感じる人は多いです。

本記事では、Stable Diffusionでアングルをコントロールするコツを解説し、使えるプロンプト一覧を紹介します。

これを読めば、自由自在にカメラアングルを操れるようになりますよ!

Stable Diffusionでアングルを指定する基本の考え方

Stable Diffusionでアングルを指定するには、主に以下のような方法を組み合わせます。

  1. カメラアングルに関するキーワードを入れる
  2. 「視点(POV)」を意識する
  3. カメラの種類やレンズを指定する
  4. Depth of Field(被写界深度)を活用する
  5. 制御を強化する(ControlNetなど)

これらをうまく使うことで、より狙ったアングルの画像を出しやすくなります!

1. カメラアングルに関するキーワードを入れる

Stable Diffusionはテキストの指示を元に画像を生成するため、カメラアングルを表す英単語を入れることが重要です。

以下は、よく使われるアングル関連の単語です。

英単語日本語訳
low angle shotローアングル(下から見上げる視点)
high angle shotハイアングル(上から見下ろす視点)
bird’s-eye view鳥瞰図(真上からの視点)
worm’s-eye viewワームズアイビュー(極端なローアングル)
close-up shotクローズアップ(近距離のアップ)
medium shotミディアムショット(上半身などを映す)
over-the-shoulder shot背後からの視点(肩越し)

例:見上げる視点のプロンプト
A girl standing under a tree, low angle shot
(日本語訳: 木の下に立つ少女、ローアングルショット)

2. 「視点(POV)」を意識する

「POV(Point of View)」を使うと、カメラがどの位置にあるのかを指定できます。

POVプロンプト日本語訳
first-person view一人称視点(プレイヤー視点)
third-person view三人称視点(後方からの視点)
extreme close-up POV超クローズアップの主観視点

例:一人称視点のプロンプト
A knight holding a sword, first-person view
(日本語訳: 剣を持つ騎士、一人称視点)

3. カメラの種類やレンズを指定する

写真撮影と同じように、カメラの種類やレンズを指定すると、アングルが強調されることがあります。

指定方法日本語訳
fisheye lens魚眼レンズ(極端に広角のゆがんだ視点)
telephoto lens望遠レンズ(遠くのものを拡大)
wide-angle lens広角レンズ(広範囲を撮影)

例:魚眼レンズのプロンプト
A cat sitting on the street, fisheye lens
(日本語訳: 道に座る猫、魚眼レンズ)

4. Depth of Field(被写界深度)を活用する

被写界深度(Depth of Field、DoF)を使うと、ボケを活かしたアングル表現が可能になります。

DoFの指定日本語訳
shallow depth of field浅い被写界深度(背景がぼやける)
deep depth of field深い被写界深度(全体がくっきり)
bokeh effectボケ効果(背景を美しくぼかす)

例:浅い被写界深度のプロンプト
A portrait of a young woman, shallow depth of field, blurred background
(日本語訳: 若い女性のポートレート、浅い被写界深度、ぼやけた背景)

5. 制御を強化する(ControlNetなど)

より狙ったアングルを出すには、ControlNetのようなツールを活用するのも効果的です。

特にPoseモジュールを使えば、キャラクターの向きやポーズを細かく指定できます。

ControlNetでアングルを調整する方法

  1. OpenPoseを使ってキャラクターのポーズを設定
  2. Depthモジュールで遠近感を調整
  3. CannyやMLSDで輪郭や構図をコントロール

まとめ:アングルを自在に操るコツ

Stable Diffusionでアングルを自由にコントロールするには、以下のポイントを意識しましょう!

  • アングルを表すキーワードを入れる(low angle shot, bird’s-eye view など)
  • POVを使って視点を指定する(first-person view など)
  • カメラの種類やレンズを指定する(fisheye lens など)
  • Depth of Fieldで奥行きを表現する(shallow depth of field など)
  • ControlNetを活用する(OpenPoseでポーズを固定する など)

こうしたテクニックを組み合わせることで、より理想の構図に近づけることができます!

ぜひいろいろなプロンプトを試して、自分好みのアングルを探してみてくださいね!

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