Stable Diffusionを試してみたけれど、
「ストレージを圧迫している」「もう使わなくなった」などの理由で削除したい場合、
ローカル版とGoogle Colab版では手順が異なります。
この記事では、それぞれの環境に応じたアンインストール方法をわかりやすく解説します。
目次
ローカル版 Stable Diffusion のアンインストール方法
ローカル版のStable Diffusionは、主に以下の方法でインストールされています。
- Automatic1111版(最も人気のあるWeb UI版)
- InvokeAI(シンプルなUIを持つ)
- ComfyUI(ノードベースの高度なUI)
基本的にはインストールフォルダを削除すればOKですが、環境によってはPythonや関連ライブラリも手動で消す必要があります。
① Stable Diffusion のフォルダを削除
Stable Diffusionをインストールしたフォルダを探して削除します。
デフォルトのインストール場所は以下の通りです。
- C:\stable-diffusion-webui(Automatic1111版)
- C:\InvokeAI(InvokeAI版)
- C:\ComfyUI(ComfyUI版)
エクスプローラーで該当フォルダを右クリックし、「削除」を選択してください。
② 仮想環境の削除(必要に応じて)
Stable Diffusionは通常、Pythonの仮想環境を利用して動作します。
仮想環境を削除したい場合は、以下のフォルダを確認して削除しましょう。
- C:\stable-diffusion-webui\venv(Automatic1111版など、インストールフォルダ内の仮想環境)
- C:\Users\あなたのユーザー名\venv(手動で作成した場合)
また、Python自体を専用にインストールしていた場合は以下のフォルダも削除可能です。
- C:\Users\あなたのユーザー名\AppData\Local\Programs\Python
※AppDataフォルダは隠しフォルダのため、エクスプローラーの「表示」→「隠しファイルを表示」をオンにしてください。
③ 追加パッケージの削除(必要に応じて)
Stable Diffusionが依存するPythonパッケージ(例: torch)を削除するには、コマンドプロンプトを開き、以下を実行します。
pip uninstall torch torchvision torchaudio xformers
※仮想環境を使用していた場合は、仮想環境を有効化してから実行してください。
④ GPUドライバの削除(不要な場合)
NVIDIAの「CUDA」や「cuDNN」をStable Diffusionのためにインストールしたものの、他で使わない場合は下記で削除できます。
- 「設定」→「アプリ」を開く
- 「NVIDIA CUDA」「cuDNN」を検索し、選択
- 「アンインストール」をクリック
Google Colab 版 Stable Diffusion のデータ削除方法
Google Colabはクラウド環境のため、ローカルのような「アンインストール」は不要ですが、
セッションのリセットや保存データの削除が必要です。
①セッションをリセットする
- Google Colabを開きます。
- 「ランタイム」→「セッションのリセット」をクリックします。
- これで一時的なメモリがクリアされ、Stable Diffusionの実行環境がリセットされます。
②Google Driveに保存したデータを削除する
Stable DiffusionのスクリプトがGoogle Driveにモデルや出力を保存している場合、手動で削除を行います。
- Google Driveを開きます。
- 「stable-diffusion」「AI」「models」などの関連フォルダを探します。
- フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
- 「ゴミ箱」に移動したファイルを完全に削除するには、ゴミ箱を空にしてください。
まとめ:簡単な手順でサクッと削除!
ローカル版の手順
- インストールフォルダを削除
- Pythonの仮想環境を削除(必要に応じて)
- 追加パッケージ(torch など)を削除
- GPU関連(CUDA/cuDNNなど)を削除(不要な場合)
Google Colab 版の手順
- ランタイムをリセットして環境をクリア
- Google Driveに保存した関連データを削除
これでStable Diffusionをスッキリ削除できます!再インストールも簡単なので、必要になったら気軽に戻してくださいね。